まずは、ST-Bridgeを利用した弊社開発中のアプリを紹介させて頂きます(Youtube)。
RC Designer
S Designer
ST-Bridgeとは建築物の部材断面や部材の3次元配置情報などを含むデータの書式を示し、現在では国内の一貫計算プログラムのほとんどがこの形式をサポートしています(詳細はこちら)。実際のデータをメモ帳で開いたものを下記に示します。そう、ST-Bridgeの正体はxmlなのです。

川上である構造事務所で構造設計して構造図ができると、そのCADデータを下敷きにして川下の人たちが二次部材やら設備やらを落とし込んでいくというのが従来のやり方でした。これは構造データが構造図という線と文字の集まりでしかなかったからです。構造データが線と文字の集まりではなく柱,梁などのオブジェクト集合体となったST-Bridge形式であれば、その躯体データを読込み、二次部材を割り付けるプログラムなどを作ることができます。
そんな便利なデータではありますが、現状はあまり認知されていないか、知っていても「BIM用のデータだからうちには関係ない」と思っている方がほとんどです。ST-BridgeはBIMのためだけのものではありません。上述の通り、川下の人たちがこれを設計に利用する事で飛躍的に作業効率を上げる事ができます。ご興味がございましたら是非ご相談下さい。